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2025年12月11日

「本を日常に取り戻したい」/著者と読者を繋ぐ/書店勤務30年「本に関わる恩返しを」/寄稿:オフィスアルパカ代表・内田剛

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内田 剛氏
 本と読者を繋ぐ--そのために多くの関係者が汗を流している。オフィスアルパカの内田剛代表もその1人だ。長い間、書店に従事し「POP王」といわれた。独立後は小中高校で出前授業を行い、「本屋大賞」など数々のイベント運営にも関わる。そんな内田氏が感じる壁とはなにか。これまでの活動と課題について寄稿してもらった。(編集部)

日教販、減収増益の決算/売上高288億6520万円2.9%減/財務基盤強化自己資本率30%台に/礒尾、松本両氏が取締役に

 日教販は12月2日、第77期(2024・10・1~25・9・30)決算と役員人事を発表した。売上高は288億6520万円(前年比2・9%減)で減収。利益面では、営業利益3億2800万円(同8・6%減)、経常利益3億1870万円(同8・8%減)で前年実績を下回ったが、当期純利益2億1840万円(同0・9%増)を計上して増益となった。12月23日に行う株主総会で承認される予定。

紀伊國屋書店・藤則社長、京王線全69駅に出店したい/「駅近く」「地域での信頼」「販売力」/紀伊國屋書籍販売/旧啓文堂書店20店で、在庫見直し店頭売上げ伸張

 紀伊國屋書店の藤則幸男社長は12月2日、東京・新宿区の京王プラザホテルで行った「紀伊國屋書籍販売 発足感謝の会」の席上、「京王線沿線にある全69駅に店を出したい」と話し、出席した出版社関係者を驚かせた。6月に京王書籍販売を子会社化し、同社が運営する啓文堂書店20店舗を傘下に収めた。9月、紀伊國屋書籍販売と社名変更し、屋号も紀伊國屋書店に順次変更している。現在、京王線沿線には15店舗あるが、藤則社長は「規模が小さくても、駅近くに書店があることが大切」と意欲をみせた。
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