2024
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2024年6月6日

「書店+図書館」融合のメリット/「OKEGAWA honプラス+」(埼玉・桶川市)運営8年の実績

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「OKEGAWA honプラス+」の入口付近
 丸善雄松堂が手がける埼玉・桶川市の「OKEGAWA honプラス+」が、地元民を中心に支えられて健闘している。2015年10月、書店と図書館を融合させ、JR桶川駅西口前の商業ビル「おけがわマイン」内にオープンした施設だ。当初は、様々な課題も懸念されたが、施設関係者は「メリットしかない」と言い切る。施設の現状に加え、丸善雄松堂の親会社、丸善CHIホールディングスが中期経営計画で掲げる「書店と図書館の一体展開」について関係者に聞いた。(本紙・三浦俊介)

日販GHD決算、連結単体2期連続で赤字/連結売上高4021億7100万円 9.4%減/最終利益は49億円超の損失/取次事業、約36億円の経常損失

 日販グループホールディングスは5月30日、2023年度(23・4・1~24・3・31)の連結および日本出版販売単体の決算を発表した。連結・単体とも減収減益で2期連続での赤字。連結では取次以外の事業で利益を創出するも、祖業の赤字が全体を押し下げた。同日の会見では、セイコーマートへの配送を今年10月末に終了するとも話した。

トーハン決算、連結単体4年連続の経常黒字/連結売上高3988億2600万円 1.0%減/最終利益14億5000万円超、前年の4倍強に/取次事業、13億5500万円の経常損失

 トーハンは5月31日、取締役会を行い、2023年度(23・4・1~24・3・31)決算を承認した。単体と連結ともに4年連続の経常黒字を計上した。連結売上高は3988億2600万円(前年比1・0%減)で、営業・経常・親会社株主に帰属する当期純利益は大幅に増加した。一方で「取次事業」の経常損失は13億5000万円。5年連続の赤字で厳しい状況が続いている。
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