2024
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2024年11月7日

出版流通を支える共同配送とは/トーハン川上社長「失えば未来の読者なくす」

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トーハンのトラック
 「出版流通の最大の特徴は共同配送で、これを失えば未来の読者をなくし、出版文化は大きく後退する」--トーハンの川上浩明社長は、今秋に開催された各地トーハン会でこう話している。共同配送を維持し、継続させることを前提として、様々な改革に着手していくという。出版社にも大きな変革が求められると思われるが、取次会社の共同配送や自家配送について詳しい出版社関係者はとても少ない。ここでは、「いまさら聞けない、取次会社の基本的な配送」の現状を記す。(本紙・丸島基和)

書店大商談会、5年ぶり大規模開催/1100人超が一堂に/出版社など161ブース出展

 第13回「書店大商談会」(主催=同実行委員会)が10月30日、東京・千代田区の科学技術館で開催された。出版社などが161ブースを出展した。書店290人、出版社731人など、計1116人(出展社含む)で賑わった。大型会場での開催はコロナ禍前である2019年以来5年ぶり。

大田丸/「BUN―1グランプリ」初開催/「レモンと殺人鬼」(宝島社文庫)受賞/ノミネート10作品、フェア販売数競う

 全国の書店12法人で組織する大田丸は11月1日、東京・千代田区の紫紺館で「BUN―1グランプリ2024」の発表・表彰式を開催。くわがきあゆ『レモンと殺人鬼』(宝島社文庫)がグランプリを獲得した。同グランプリは今回初めての取組みで、大田丸の約120店舗の書店員が「もう一度売りたい、お薦めしたい文庫」を投票で選び、対象期間にノミネート10作を販売して最も売れた作品を選ぶもの。
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