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2025年1月16日
ハイペースで稼働する1階の製造ライン
KADOKAWAはさきごろ、本の製造から書店出荷までを手がける埼玉・所沢市の「BEC(Big ECosystem)プロジェクト」(BECファクトリー、BECゲートウェイ)を報道関係者に初めて公開した。常時約800万冊を在庫、在庫のない本はデジタル印刷して、書店50法人・約1800店舗へ24~72時間以内に送品する。デジタル印刷で製造した本は今年1月時点で累計3000万部を突破し、2024年度の年間生産部数も850万部に達する見通し。「適時製造・適量送品」を実践して、28年3月期までに返品率を22・4%にする。同社が掲げる「出版製造流通DXプロジェクト」とこのBECファクトリー(製造)とゲートウェイ(物流)の内部を紹介する。(本紙・丸島基和)
全国の書店31法人で組織する書店新風会は1月8日、東京・新宿区のハイアットリージェンシー東京で新年懇親会を開催した。1月1日付で13代目会長に就いた大塚茂氏(柳正堂書店)は、(1)「変化への対応」、(2)「情報の共有化」をスローガンに掲げ、「書店再興プロジェクトチーム」を結成するなど、具体的な施策を打ち出した。
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日本出版インフラセンター(JPO)は昨年12月18日開催の記者会見で、2024年度の経済産業省「JLOX+補助金」を活用して行う3つの開発(本紙10月3日号で既報)の進捗について報告した。
当該開発は、(1)出版情報登録センター(JPRO)データベースへのAI活用とBooksの検索性向上、(2)TTS普及への取組み、(3)JPROを通じた雑誌仕入・搬入の効率化。
(1)では400万点以上 ...
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