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2021年4月15日
東京・赤羽にあるSRC
大日本印刷(DNP)が運営する書籍流通センター(以下「SRC」、東京・北区)は、書店業界では珍しい、丸善ジュンク堂書店の自社流通センターだ。honto通販と、全国のhontoフランチャイズ書店約90店舗にも出荷している。近年は出版社倉庫とのEDI連携を進め、連携出版社は2019年9月の10社から30社に拡大。DNPのプリント・オン・デマンド(POD)も活用し、販売機会ロスの削減と納品リードタイムの縮減に注力している。(本紙・杉本憲史)
メディアドゥとトーハンは4月12日、業務提携の目的である「全国書店の活性化」を実現するため、ブロックチェーン技術を基盤とするNFT(非代替性トークン)を活用した「デジタル付録」サービスを開始すると発表した。同サービスに関する技術開発は夏頃の完了を予定し、年内のサービス展開を目指している。KADOKAWA、講談社、小学館、集英社と同施策の検討を開始。リアル書店でデジタルコンテンツを入手可能にすることで、来店者増加や紙出版物の売上増など、出版業界全体の活性化を図る。
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4月8日、三省堂書店が創業140周年を迎えた。1881(明治14)年、亀井忠一氏が神保町本店(東京・千代田区)の地で古書店を開業し、現在に至る。同社では、同8日から全22店舗で「ベストセラーでふりかえる140年」フェアなど、様々な企画を展開している。創業から100年以上の歴史をもつ書店は数少ない。丸善(丸善ジュンク堂書店)は2019年1月に創業150周年、有隣堂は昨年12月に111周年を迎えている。
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