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2025年11月6日
紀伊國屋書籍販売の柾谷取締役(左)と西前社長
紀伊國屋書店グループの一員となった啓文堂書店の20店舗は今年、全店舗の屋号を紀伊國屋書店に変更する。運営会社の紀伊國屋書籍販売が、京王線沿線に主に築いてきた書店網と地域の繋がりを引き継ぐ。紀伊國屋書店の販売力を掛け合わせて「本を売る新たな手段」を生み出そうとしている。店頭売上げが8・9月と2カ月連続で前年実績を超え、早くも改革の成果が表れている。紀伊國屋書籍販売の西前秋幸社長と柾谷大地取締役に展望を聞いた。(本紙・勝本育実)
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7月11日に事業譲渡契約を締結してトゥーヴァージンズグループの一員となった秀和システム新社が、出版事業を再始動した。東京・千代田区九段北にあるトゥーヴァージンズG本社に移転し、7局で編成していた組織を5部制に変更。「紙版の出版事業」ほか、「電子書籍」「版権輸出などの海外展開」「映像化」「著者セミナー」など事業領域を拡大し、5年後の2030年までに売上高を倍増する構想を掲げている。現行40人体制だが、今後増員して臨む。
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アスコムが10月から、ふたば書房(京都)の絵本専門店を除く全10店舗で、シニア向けコーナーを展開し始めた。2カ月に1回、売場を見直し、1年かけて実証実験を行う。訪れる度に新たな発見がある売場をつくり、高齢者の生活導線上に書店を定着させることを目指す。出版社や書店を横断した取組みとして育て、店頭の在り方に一石を投じたい考えだ。
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