2025
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2025年7月24日

「事業承継」を円滑に進めるために/文化産業信用組合、出版界を金融面から支える/寄稿:文化産業信用組合営業企画推進部門役員付部長、中小企業診断士・安田和博

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文化産業信用組合営業企画推進部門役員付部長、中小企業診断士・安田和博氏
 出版界が抱える課題のひとつに事業承継がある。後継者不在、経営問題など、様々な理由はデリケートで他者に伝えにくく、突然アポイントを取ってくるM&A仲介会社に任せることもできない。そんな状況下、出版界の金融機関である文化産業信用組合の営業企画推進部門役員付部長で、中小企業診断士でもある安田和博氏に事業承継を円滑に進めるために必要なことを寄稿してもらった。(編集部)

書店東北ブロック会、6年ぶり開催 120人参集/藤原会長/発足時の歴史ひも解く/「定価の1割増しで売っていた」

 日本書店商業組合連合会の書店東北ブロック会は7月17日、山形市のホテル樹林で第72回書店東北ブロック大会を2019年以来、6年ぶりに開催した。藤原直会長(金港堂)は戦前、東北地区をはじめ10県の書店で「定価の1割増し販売」を行い、1921年にそれを是正するために、東北6県の代表や幹部が話し合ったのが事実上の同会発足だったと歴史をひも解いた。日書連の矢幡秀治会長(真光書店)は書店活性化に向けた業界内外の動きを総括。懇親会は出版社など総勢約120人で賑わった。

芥川賞・直木賞/両賞とも「該当作なし」27年ぶり/「新しい試みもうひと押し」/「拮抗し突出作なかった」

 日本文学振興会が主催する第173回「芥川賞」「直木賞」の選考会が7月16日、都内で行われ、「芥川賞」と「直木賞」ともに〝該当作なし〟となった。両賞ともに該当作がなかったのは1998年1月の第118回以来、27年ぶり6回目。そうしたなかでも、文芸ファンを惹きつけようと、ノミネート作品を一堂に集めてフェア展開する書店も多数ある。
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